スクリーンで異彩を放つ
中村獅童の演技
名匠ジョン・ウー監督が、「三国志」の世界を完全映画化した「レッドクリフ」。時は西暦3世紀、男たちの激しい生きざまが、同監督らしいダンディズムで描かれている。そのなかでも特に異彩を放っているのが、中村獅童さんが演じた「甘興」という武将だ。
「甘興という人物は、すごく熱い男だけれど、海賊上がりという素性のせいもあってコンプレックスを抱えている。でも、だからこそ大きな出来事があったときに、堂々とぶつかっていけるんです。屈折していた人間が、いろいろな人々と出会うなかで、“何を信じるべきか”ということに気づき、立派な武将になっていく……そんなことを想像して演じました」
「レッドクリフ」を通じて学んだ
友情、恋、そして思いやり
唯一の日本人俳優として、「レッドクリフ」の撮影現場に臨んだ中村獅童さん。知将「周瑜」を演じたトニー・レオンをはじめ、共演した俳優陣の“男気”を感じる場面も多かったそうだ。
「トニー・レオンさんは穏やかな方で、一緒に作品を作るうちに、本当の家族のようになりました。クランクアップのときには、僕が楽屋として使っていたロケバスに、メッセージカード付きのプレゼントを届けてくださって。あれには感動しましたね。
撮影現場の一体感もあって、とても完成度の高いエンターテインメントに仕上がりました。この作品で描かれている友情や、恋をする気持ち、人への思いやりは、国や時代を超えて、普遍的なもの。「レッドクリフ Part II」(4月10日公開予定)は、さらにドラマ性の深いものになると思いますよ」
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中国の英雄伝「三国志」を舞台に、巨匠ジョン・ウー監督が作り上げたスペクタクル巨編「レッドクリフ」。昨年11月に公開された前編「レッドクリフ Part I」は、戦いに臨む男たちの壮大なロマンと、それを支える女性たちの深い愛情を描き、日本におけるアジア映画の最高興収記録を樹立。社会現象を巻き起こした。圧倒的な戦力で各国を攻め立てる曹操軍に対抗し、劉備軍の名軍師・孔明(金城武)と、孫権軍の司令官・周瑜(トニー・レオン)は連合軍を結成。同じく孫権軍の甘興(中村獅童)らと共に戦いに備えるものの、戦力の差は一目瞭然だったが……。4月10日に公開を控える「レッドクリフ Part II」では、いよいよこの戦いに終止符が打たれる。苦境を迎えた連合軍は、見事勝利を収めることができるのか!?
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